チンアナゴ出現!
最近、ニシキテッポウがまた大工事を行っている。
その結果、一番左のライブロックとその隣のライブロックの間にあるトンネルの中は、うずたかく盛られた砂でいっぱいになり、もう少しでトンネルがふさがるほどだ。
そして何を隠そう、ここにはチンアナゴがいる(はず)。
最近めっきり姿を見せないし、こんなに砂を積み上げられてしまっては出てこれそうもない。チンアナゴのことは、半ばあきらめ、ここ最近の水質の悪化は、チンアナゴに何かあったからではないかと思っていた。
ところが!!
いつものように、ガラスに広がったシアノバクテリアの増殖ぶりにため息をついていると、、、、
その下に、黒い棒状の影が、、、、、
チンアナゴではないか!!!
いつ移ってきたのかな?いままでどうしていたのかな?あの大工事現場からどうやって出てきたのかな??笑
疑問は尽きないけれど、元気に生きていてくれて、しかもこんなに正面に出てきてくれて、うれしい限りです(*^^*)
ヤドカリの住み替え、シッタカ貝ありがとう
ヤドカリ
ヤドカリ(スベスベ氏)は、食欲旺盛である。水面にエサをあげると、即座に、大きな貝殻を各所にぶつけながら、いそいそとライブロックから降りてきて、降ってくるエサを確保しにかかる。
そのかいあってか、いつまでも小さくてかわいらしいサイズでいてほしいというこちらの希望はよそに、まだ迎え入れて二か月ほどだというのに、もう二回目の住み替えを行うほどに成長している。
ヤドカリは、もはやたくましいというほどまでに、自分の道を突き進む。行く手に大きなウミキノコがあろうとも、回り道をしたり引き返したりせず、ウミキノコにぶつかりながらも強引に進んでいく。つい昨晩には、鋭い脚をしているにもかかわらず、何のためらいもなくナマコに登りはじめ、足元の不安定さを自覚しつつもナマコの全身を歩き回るという行動に出て、嫌がる(痛がる?)がナマコが腸をはかないかとこちらをひやひやさせたものだった。
とはいえ、こんなマイペースで周りを顧みないヤドカリを、我々はなぜか憎めない。